Photoshopのパスファインダーをお探しですね。
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PhotoshopでIllustratorのパスファインダーみたいなことをする方法
PhotoshopにはIllustratorの「パスファインダー」という名前のパネルはありません。
でも安心してください。
複数の図形を合体させたり、重なった部分をくり抜いたりする機能はちゃんと用意されています。
大事なのは、レイヤーを普通に結合するのではなく、シェイプツールやパス選択ツールで使える「パスの操作」を使うことです。
この記事では、Photoshopで複数の図形を結合したり型抜きしたりする方法を、Illustratorのパスファインダーに近い感覚で分かりやすく説明していきます。
Photoshopにパスファインダーはない?代わりに使うのは「パスの操作」
Illustratorをよく使っている人がPhotoshopで図形を扱おうとすると、「パスファインダーってどこにあるの?」と迷ってしまうことがよくあります。
結論を先に言うと、PhotoshopにはIllustratorみたいな「パスファインダー」パネルはありません。
その代わりに、シェイプツールやパス選択ツールを選んだときに画面上部に出てくる「パスの操作」を使います。
ここで、複数の図形を合体させたり、前の形でくり抜いたり、重なった部分だけを残したりできるんです。
Photoshopの図形は、見た目は普通の図形でも、中身はベクター情報を持った「シェイプレイヤー」というものです。
ベクターというのは、点や線の情報で形を管理する仕組みのことで、拡大や縮小をしても画像みたいにガタガタにならないのが特徴です。
ただし、Photoshopはあくまで画像編集ソフトなので、Illustratorほどパス編集に強いわけではありません。
だから、操作の名前や考え方が少し違っていて、最初は戸惑うかもしれません。
パスの操作でよく使うのは、「シェイプを結合」「前面シェイプを削除」「シェイプ範囲を交差」「重なるシェイプ範囲を中マド」の4つです。
Illustratorのパスファインダーでいう「合体」「前面オブジェクトで型抜き」「交差」「中マド」に近い機能だと思えば、だいぶイメージしやすくなります。
完全に同じというわけではないんですが、Web用のアイコンやボタン、ちょっとした装飾パーツ、簡単なロゴっぽいデザインを作るくらいなら、Photoshopだけで十分対応できます。
気をつけたいのは、Photoshopでは「レイヤーを結合」と「シェイプを結合」がまったく別物だということです。
レイヤーパネルで普通に結合してしまうと、後から編集しにくくなったり、思ってたのと違う結果になったりします。
複数の図形を後から調整できる状態で使いたいなら、シェイプレイヤーとして作って、パスの操作で結合や型抜きをするのが基本です。
複数の図形を結合する方法|同じレイヤーの中で形を合体させる
Photoshopで複数の図形を結合したいときは、まずシェイプツールを選んで、画面上部のオプションバーでモードが「シェイプ」になっているか確認しましょう。
ここが「パス」や「ピクセル」になっていると、シェイプレイヤーとして扱えなかったり、後から色や形を変えにくくなったりします。
長方形ツールや楕円形ツール、多角形ツールなどを使うときは、最初にこの設定をチェックしておくと失敗が減ります。
新しく図形を追加するときは、オプションバーにあるパス操作のアイコンから「シェイプを結合」を選びます。
この状態で2つ目以降の図形を描くと、同じシェイプレイヤーの中に複数の図形が入って、見た目は1つの図形みたいに扱えます。
たとえば、円と長方形を組み合わせて吹き出しを作ったり、角丸の長方形をいくつか重ねてアイコンのベースを作ったりするときに便利です。
もうすでに別々のシェイプレイヤーとして作ってしまった場合でも、やり直せます。
方法はいくつかありますが、初心者におすすめなのは、パス選択ツールで結合したい図形のパスを選んで、コピーして同じシェイプレイヤーに貼り付ける方法です。
その上で各パスの操作を「シェイプを結合」に設定すれば、1つのレイヤーの中で複数の形をまとめて管理できます。
Photoshopのバージョンによっては、複数のシェイプレイヤーを選択して「シェイプを結合」や「シェイプを統合」みたいなコマンドが使える場合もあります。
結合操作で意識しておきたいのは、「見た目を1つにすること」と「編集できる状態を保つこと」はちょっと違うということです。
単に画像として一体化したいだけなら、ラスタライズや普通のレイヤー結合でも済みます。
でも、後から角丸の大きさを変えたり、色を変更したり、パスの位置を微調整したりするなら、シェイプのまま扱う方が安全です。
Webデザインやバナーづくりでは修正が入ることが多いので、できるだけベクターの状態を保って作業するのがおすすめです。
図形を型抜きする方法|「前面シェイプを削除」でくり抜く
Photoshopで図形を型抜きしたいときは、「前面シェイプを削除」を使います。
これは、後ろにある図形から前にある図形の形を差し引く操作です。
Illustratorのパスファインダーでいう「前面オブジェクトで型抜き」に近い機能で、ドーナツ形や吹き出しの穴、アイコンの中の抜き部分などを作るときによく使います。
名前だけ見るとちょっと分かりにくいんですが、「上に置いた図形の形で下の図形をくり抜く」と考えると理解しやすいです。
基本的な手順は、まず土台になる図形を作って、その上にくり抜きたい形の図形を追加します。
このとき、くり抜き用の図形は同じシェイプレイヤーの中に入っている必要があります。
次にパス選択ツールでくり抜きに使う図形を選んで、オプションバーのパスの操作から「前面シェイプを削除」を選びます。
すると、選択した図形の部分が透明に抜けたような見た目になります。
よくある失敗は、別々のシェイプレイヤーのまま操作しようとして、思った通りにならないパターンです。
Photoshopのパス操作は、基本的に同じシェイプレイヤーの中にある複数のパスに対して効果を発揮します。
別のレイヤー同士で重ねているだけでは、見た目は重なっていても、型抜きの関係にはなっていません。
うまく抜けないときは、まずレイヤーパネルで対象の図形が同じシェイプレイヤーに入っているか確認しましょう。
あと、「前面」と「背面」の関係にも注意が必要です。
型抜きでは、どの図形を削除側として扱うかによって結果が変わります。
うまくいかない場合は、パス選択ツールで対象のパスを選び直したり、パスの重なり順を調整したりすると解決することがあります。
PhotoshopはIllustratorみたいに分かりやすいパスファインダーパネルが常に表示されるわけじゃないので、最初は小さな図形でテストしながら操作感をつかむとスムーズです。
交差・中マド・編集時の注意点|失敗しないためのポイント
結合と型抜きに慣れてきたら、「シェイプ範囲を交差」と「重なるシェイプ範囲を中マド」も覚えておくと、できることが増えます。
「シェイプ範囲を交差」は、複数の図形が重なっている部分だけを残す操作です。
たとえば、円と四角形の重なった部分だけを使って、ちょっと変わった装飾パーツを作るときに便利です。
一方で「重なるシェイプ範囲を中マド」は、重なった部分を抜いたような見た目にする操作で、複雑なアイコンやマークを作るときに使えます。
これらの操作は、見た目だけで判断するとちょっと混乱しやすいです。
特に、塗りの色が同じ図形同士を重ねている場合、どのパスがどの操作になっているのか分かりにくくなります。
作業中は一時的に図形の色を変えたり、パス選択ツールで選択状態を確認したりすると、思った形になっているか判断しやすくなります。
完成後に色を統一すればいいので、作っている途中は見やすさを優先して大丈夫です。
Photoshopで図形を扱うときに覚えておきたいポイントは次のとおりです。
– 図形を作る前に、ツールモードが「シェイプ」になっているか確認する
– 結合や型抜きは、できるだけ同じシェイプレイヤーの中で行う
– 後から修正する可能性がある場合は、ラスタライズせずシェイプのまま残す
– うまくいかないときは、パス選択ツールで対象のパスと操作設定を確認する
特に大事なのは、ラスタライズを急がないことです。
ラスタライズというのは、ベクターの図形を普通の画像ピクセルに変換する処理のことです。
一度ラスタライズすると、消しゴムや選択範囲で加工しやすくなる反面、角丸やパスの形を後からきれいに編集するのが難しくなります。
バナーやサムネイルの最終仕上げではラスタライズが必要な場面もありますが、結合や型抜きの段階ではシェイプレイヤーのまま進める方が、修正に強いデータになります。
Illustratorのパスファインダーと比べると、Photoshopのパス操作は少し地味な機能に見えるかもしれません。
でも、Web画像やSNS用の画像、簡単なアイコン作成くらいなら、結合・型抜き・交差・中マドを押さえるだけで、かなり自由に図形を作れます。
より複雑なロゴや精密なベクターイラストを作る場合はIllustrator、写真やバナーの中で図形を使いたい場合はPhotoshopというように使い分けると、作業効率も仕上がりも安定します。
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